hmaa   株式会社森山博之設計事務所
hiroyuki moriyama architect and associates Inc,
 

葛飾集合住宅プロジェクト 現場監理ブログ

■ 101206_新聞に掲載されました     全国賃貸住宅新聞は、全国で14万部発刊されている不動産業界紙です。
不動産投資家や不動産業者の方々に購読されています。

■ 101129_途中報告
1室を除き、全ての住戸が成約を迎えたようです。

■ 101015_途中報告
本格的な入居が始まっってから1ヶ月、16戸中13戸が成約した模様です。

・9月中旬入居開始というスケジュール
・地域相場より2割も高い賃料設定

といった不利な状況にもかかわらず善戦しています!

■ 100915_入居
本格的な入居が始まった模様です。

■ 100910_撮影
本日は撮影を行ないました。
カメラマンさんが撮影された写真ができあがるまで、森山が撮影した写真を掲載させていただきます。

 

 
エントランス夜景(道路側から撮影)
正面の植栽部分を右に入るとエレベータホールになります。
 
エントランス夜景(道路側から撮影)
左側に見えている万年塀部分には壁面緑化が施される予定です。
 

エントランス夜景(内側から撮影)

 

■ 100901_仕上工事
サルスベリの花がきれいです。。。ここがリビングダイニングになります。

メゾネット住戸

 

部屋番号表示はさりげなく・・・・・
ちなみに、チラッと写っていますがダブルロックです。しかもキーチェンジシステム。
鍵交換費用が圧縮できる上、セキュリティに優れています。

■ 100826_仕上工事
仕上工事が整いつつあります。

居住者数1人ないし2人を想定した60㎡台のメゾネットタイプ。
写真の部屋はリビングダイニング、3方開口の明るい空間となっている。

 

居住者数1人ないし2人を想定した60㎡台のフラットタイプ。
写真に見られるようなリニアな空間(リビングダイニング)に接する形で寝室や、水廻りなどの部屋を配置することで住戸内の廊下面積を最小限にしている。リニアな空間の両端部を開口部(玄関とバルコニー)とすることで通風や採光性に配慮している。

 

水廻り
正面のミラーは収納。

 

■ 100727_照明テスト

 

2枚の写真は、前面道路から共用エントランス部分(マンション入口)を撮影したものです。
2フロア分ある天井高さを活かすため、天井部分に上向きの照明をあてる計画なのですが、夜、周りが暗くなった状態で実際にどれくらいの明るさなのかを確認し、調整を行なうのが今回のテストの目的です。

 

照明テストの風景

先行オープンした見学用モデルルームでの照明テスト風景。
ちなみに、この部屋は40㎡台の住戸(賃貸)で、写真向かって右側に水廻り、写真向かって手前にリビングダイニングが配置されています。

 

脱衣室などに計画している照明器具と室内の仕上げとの相性を見ている様子です。
照明器具はすりガラスのような質感。コンクリート打ち放しの質感となかなかの相性です。写真では器具の質感がなかなか伝わりにくいと思いますが、コンクリート打放しの天井面に写り込んだ器具の映像の方が本物の質感に近いです。

 

■ 100629_上棟
関係者の皆様のお陰で、無事上棟を迎えることができました。
現在、サッシ取付け、外部階段の設置などの作業が進んでいます。

メゾネット住戸(上階)

住戸内部

外部鉄骨階段

アルミサッシ取付けの様子

エレベータシャフト

■ 100512_4階壁配筋検査
本日は4階の配筋検検査を行ないました。
早いもので次回が最後のコンクリート打設。いよいよ上棟となります。
現場事務所では、コンクリート打設後の内装工事についての打合せが佳境を迎えています。

配筋検査風景

すでにコンクリートが打ちあがった3階の様子。
コンクリート表面を保湿するため、養生シートをかけていただいています。
その効果については→こちら

■ 100427_外構照明検討

 

サンプルを使ってLEDランプの光のニュアンスを確認しています。
山田照明というメーカーの照明です。
(今回の外構照明は足元が暖色系、上空を寒色系(青白系)に使い分けており、その足元の方の確認となります。)

 
ガラスの塊をくりぬいたような構造になっているのがわかるでしょうか?ガラスのみずみずしさ、重厚感が伝わってきます。
表側はガラスのツルツル感、内部側は曇りガラスのザラザラ感。シンプルな形態ながら、さりげなく異なる質感が重ねられています。

山田照明というメーカー、
商品もさることながら、デザイナーさんの対応が非常に親切丁寧で助けられました。
お奨めです。
 

■ 100419_ユニットバス仕様選定

ショールームでユニットバスの仕様選定を行なってきました。
今回選んだものと完全に一致する写真がなかったため、限りなく近い状態の写真を掲載させていただきます。
ダークグレーの壁面と横長の鏡を使うことで引き締まった印象と清潔感が出ていると思います。

間もなく製作を開始し、2ヵ月後くらいには現場にて搬入組立が行なわれる予定です。

■ 100331_1階型枠脱型

写真は、数日前に打設したばかりのコンクリート壁面を撮影したものです。
コンクリート表面が鏡のように周囲の風景を写し込んでいるのがわかるでしょうか?

これは、コンクリートの主成分であるケイ酸カルシウムという物質(ガラスと似た成分)が、状態良く仕上がった時に見られるものです。写真のように、ガラス質な状態が形成されると、硬化中のコンクリート内部から水分が外に逃げにくくなるため、以下のようなメリットが得られます。

・ひび割れが生じにくい・・・・・・・・・・・・水分蒸発が抑えられ、体積減少が少なくなるため
・コンクリート強度が高くなる・・・・・・・・強度発現に必要な水分が内部に維持された状態で硬化が進むため
・経年的に表面が汚れにくい・・・・・・・・ガラス質でツルツルだから

など。
良いことづくめです。

入念な事前打合せに付き合って下さった各工事業者の方々のおかげです。

表面のガラス質形成は達成しましたが、さらなる品質向上をめざすため、
水分蒸発防止のための養生シート(写真上部に半透明に見えている)を設置している最中の現場写真でした。

■ 100126_2階床配筋(ボイド管)

銀色の筒状に見えているのは、「ボイド管」と呼ばれる建材です。
この状態で、「ボイド管」が隠れるくらいの高さまでコンクリートを打設すると、管が空洞になっているため、
硬化した床コンクリートも中空になるわけです。
こうしてできあがった中空床のことを、この業界では「ボイドスラブ」と一般的に呼んでいます。
通常の床よりはやや厚いのですが、中空であるため、軽量性と剛性(曲がりにくさ)を両立できることが特徴です。
ちょうど、段ボールに似た構造と考えられるかもしれません。
段ボールもペラペラの一枚の紙単体であれば強度を発揮することはできませんが、あの独特の中空構造となることで重たいものにも耐えられる素材となっていますよね。

限られた材料を用いて、高い性能を発揮させているという点で、両者は似ていると思います。

このプロジェクトでは、求められる性能に応じて、ボイドスラブと通常の床(スラブ)を使い分けています。

メゾネット住戸の階段部分です。

メゾネット階段 拡大写真
コンクリートの階段のディテールに少しこだわったため、型枠が複雑になっています。

■ 100119_2階床配筋
2階床の配筋が進んでいます。

全景

このプロジェクトは敷地が三角形の形状をしており、その特殊な形状をあえて計画に反映させることを意図しましたので、写真のような「く」の字状の間取り(大きなワンルーム)も一部発生しています。
通常の直線状ワンルームとは異なり、折れ曲がりの手前と奥とで空間が柔らかく分節されますので生活空間に変化や動きを生む効果が生まれるはずです。
この写真の手前部分にステンレス製アイランドキッチン(コンパクトタイプ)を設置する予定です。

■ 100113_1階壁配筋
1階壁の配筋が進んでいます。

 

■ 100107_1階壁配筋
地上部分の配筋が本日より始まりました。
数日中に1階壁の配筋を終了し、2階床配筋に作業を移す予定です。
黄色く見えているのはコンクリート打設のための型枠です。

全景

配筋風景
資材が整頓されており美しい現場です。

■ 091228_コンクリート打設(基礎&1階床)

全景

ミキサー車からポンプ車にコンクリートを移し変えている風景

ポンプ車でコンクリートを圧送している風景

打設風景

打設風景

■ 091222_1階床配筋

 

 

■ 091208_基礎配筋

全景

配筋風景

配筋風景

配筋風景

配筋風景

■ 091201_基礎仮設

 

 

 

 

 

 

■ 091126_根切り・基礎仮設

 

 

 

 

■ 091102_杭打設
写真に見えるのは「鋼管杭」と呼ばれるものです。
文字通り、鉄製の杭です。

設計をスタートした頃のことですが、地盤調査の結果、建物を支えるための固い岩盤が地表面から60m程の地中深くに存在していることが判明しました。11m程の高さの建物のために、60mも杭を沈めるのは不経済であり、施工性の面からも非効率であると考えました。

杭には大まかに分類すると2種類のタイプが存在します。
一つは、「支持杭」と呼ばれているもので固い地盤面に杭を「載せる」タイプ。
もう一つは、「摩擦杭」と呼ばれているもので、杭周辺に存在する土壌との間に生じる「摩擦」によって建物の荷重を支えるタイプです。
今回のケースに置き換えれば、

支持杭形式: 60mも掘り進んで固い地盤面に建物を「載せる」
摩擦杭形式: 地表面付近の浅いレベルで「摩擦によって」建物を支える

という選択肢が存在していたわけです。

綿密な構造計算を行なった上で経済性や施工性等を総合的に検討した結果、
今回は写真に見られるような鋼管製の摩擦杭を7m程度打ち込むことによって、安全性・経済性・施工性を両立できることが判明したため、採用に至りました。


余談ですが・・・・・、
一昔前まで、木造住宅の杭として「松杭」が多く使われていたのをご存知でしょうか?
あの「松杭」も摩擦によって建物を支えるタイプの杭ですので、材料は異なりますが今回の杭と同じ摩擦杭の一種なのです。JR東京駅を始め、明治以降に建てられた大規模建物の多くも松杭で支えられているらしく、摩擦杭は長い実績のある工法と言えます。

 

打設を待つ鋼管杭。鈍く黒光りする質感が美しいですね。

打設風景。ねじを締め込むように回転させながら杭を埋込むため、エンジン音以外の音は、ほとんど発生しません。

打設後の様子。今回は、杭打設と同時に、杭周辺の土壌をセメントに似た物質によって固化させる工法を採用しています。写真に見られるセメント状の物質はそのためのものです。

■ 071229_事前視察(設計開始前)